第一課〔4-5頁〕

問題 IV
(1) 空を飛ぶことは長い間人類の夢だった。人は鳥や虫が飛ぶ姿を見るにつけ、と思っていたに違いない。
(2) ある調査によると、日本の子供は個室の保有率が世界一だそうだ。しかも、。物質的には世界一お金持ちだということになるのだろう。
(3) 東京の地価は世界一高いという。通勤に便利で、十分な広さの家を借りるのは相当の額だろう。まして
問題 V
(1) ( a )公害だ、有害添加物だ、といわれながら、( b )日本人の寿命はどんどん延びて、( c )気がついてみると、世界でもっと長寿の国になっていた。( d )確かに長寿は、人類の歴史始まって以来の理想だったが、( e )年金、医療その他、さまざまな問題が指摘されるようになった。( f )

〈佐藤ギン子「あすへの話題」1991年9月13日付「日本経済新聞」より〉

〔それが実現してみると、〕のところは?
(2) ( a )「科学的なものの見方、考え方」を身につけるには、どうしたらいいか。( b )それには、科学の生まれ育ってきた道程を追体験すればよい。( c )しかし、近代科学の歴史は、17世紀から数えてもすでに4世紀の年月をもっている。( d )この400年という長い年月、たくさんの人々が研究をしてきたのである。( e )私たちはまさに、そういった課題に答えるために科学教育の研究を行っているのである。( f )

〈板倉聖宜『物の見方・考え方』季節社より〉

〔それをどうして私たちは短時間のうちに追体験することができようか。〕のところは?
(3) ( a )たまった本をどう始末するかというのは、僕にとっては大問題である。( b )そういう本を友人や仲間に贈っても、喜ばれるもんとではない。( c )読みたい本はそれぞれに好みがあって、自分がおもしろいと思っても、だれもがおもしろがるとは限らないからだ。( d )まして、数十冊となると、贈られた方でも置き場に困るだけである。( e )あるいは地域の公民館などに寄付したくても、価値のある本ならともかく、雑本のたぐいでは、引き取ってくれない。( f )

〈「古書散策」1991年11月15日付「毎日新聞」より〉

〔それで、やむをえず書棚からあふれた本は、古本屋に「売る」ことになるわけである。〕のところは?